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第11回中原中也賞が水無田気流さんの『音速平和 sonic peace』に決定しました

印刷用ページを表示する掲載日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第11回中原中也賞には、平成16年12月1日から平成17年11月30日までに刊行された現代詩の詩集327点(うち推薦詩集13点)が寄せられました。平成18年2月18日、応募作品の中から最終選考作品として選んだ7作品を対象に、山口市湯田温泉の旅館西村屋で選考会が開催され、審議の結果、第11回中原中也賞には、水無田気流さんの『音速平和 sonic peace』(思潮社)が選ばれました。

受賞作品

『音速平和 sonic peace』(思潮社)

受賞者

水無田気流(みなしたきりう)

略歴

1970年生、35歳〈受賞時〉
早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学
詩集『音速平和 sonic peace』(2005年10月25日 思潮社)

受賞のコメント

受賞を聞き、非常に驚いております。中原中也は、人生で一番最初に詩集を買った詩人で、その名を冠した賞をいただけることを大変光栄に思います。本作は、2002年『現代詩手帖』6月号から2003年5月号まで、同誌投稿欄掲載作品を中心に第一詩集としてまとめたものです。とりわけ思い入れのある作品は、「オンリツ」です。これは9.11の風景を、その無音の恐怖と強度をそのまま写し取ろうとした結果生まれた作品で、書き上げてから作風が変わりました。

ご審査いただきました先生方、応募を勧めてくださり、また六回にも渡る著者校正におつきあいいただきました編集者のみなさま、ならびに装幀にご協力いただきましたみなさま、そして何よりこの賞をご創設されました山口市のみなさまに、心より感謝と敬意を表します。

選考経過

公募、推薦の詩集327冊について昨年10月と本年1月の2回にわたり開催された推薦会の検討の結果、藤原安紀子『音づれる聲』、手塚敦史『詩日記』、廿楽順治『すみだがわ』、水無田気流『音速平和 sonic peace』、利岡正人『早起きの人々』、齋藤恵美子『最後の椅子』、辻和人『息の真似事』の7冊が選ばれて、本日の選考会の対象とされた。

今年の最終候補に残った7冊は、どれも個性や傾向のはっきりした魅力的な詩集だった。その中で、単にうまさや完成度ではなく、荒々しいことば遣いながら、読者を動かす力をもち、これからの詩の可能性を開いている、水無田気流の詩集『音速平和』に、選考委員全員の評価が集まった。

彼女の詩集は、個人や人間の輪郭が失われ、携帯や自動販売機やコンビニなどが日常生活の中に食い込んでいる現代、そして大量生産が大量廃棄にほかならないような現代の虚無感とたたかう詩のボディーを、ここにつくりだしているというのが、一致した評価だった。

今年も現代詩の将来の中核となるような、新しい詩人を選ぶことができ、わたしたち選考委員はよろこんでいる。

著者詩集タイトル出版社
 
藤原安紀子音づれる聲書肆山田
手塚敦史詩日記ふらんす堂
廿楽順治すみだがわ思潮社
水無田気流音速平和 sonic peace思潮社
利岡正人早起きの人々ワニ・プロダクション
齋藤恵美子最後の椅子思潮社
辻和人息の真似事書肆山田

選考委員(五十音順)

氏名肩書き
 
荒川洋治現代詩作家
井坂洋子詩人
北川透詩人・梅光学院大学副学長
佐々木幹郎詩人
佐藤泰正梅光学院大学生涯学習センター教授
高橋源一郎作家・明治学院大学教授

応募状況(一般応募作品314点)

全国44都道府県より、16歳から81歳までの303人から、314点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の46点で、山口県内からは6点(うち山口市内1点)の応募がありました。 

 
年代別10代20代30代40代50代60代70代80代不詳
人数6人54人53人65人58人35人23人2人7人

 

 

関連リンク

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中原中也についての関連リンク

中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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