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第10回中原中也賞が三角みづ紀さんの『オウバアキル』に決定しました

印刷ページ表示 更新日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第10回中原中也賞には、平成15年12月1日から平成16年11月30日までに刊行された現代詩の詩集300点(うち推薦詩集13点)が寄せられました。平成17年2月19日、応募作品の中から最終選考作品として選んだ7作品を対象に、山口市湯田温泉の旅館西村屋で選考会が開催され、審議の結果、第10回中原中也賞には、三角みづ紀さんの『オウバアキル』(思潮社)が選ばれました。

受賞作品

『オウバアキル』(思潮社)

受賞者

三角みづ紀(みすみみづき)

略歴

1981年生、23歳〈受賞時〉
東京造形大学デザイン学科在学
詩集『オウバアキル』(2004年10月31日 思潮社)

受賞のコメント

自分がもらえるとは思っていなかった、涙が出そうです。この詩集は、第42回現代詩手帖賞をいただいたことがきっかけで生まれました。この1,2年で作った詩を集めた処女詩集で、去年受賞された友達の久谷さんに勧められて中原中也賞に応募しました。

中原中也については、詳しくは知りませんが、全集を読んで感銘を受けたことを覚えています。

選考経過

公募、推薦の詩集300冊について、昨年9月と本年1月の2回にわたり開催された推薦委員会の検討の結果、田原『そうして岸が誕生した』、斎藤恵子『樹間』、三角みづ紀『オウバアキル』、池田瑞輝『もっともっと高い木』、森川雅美『くるぶしのふかい湖』、小笠原鳥類『素晴らしい海岸生物の観察』、小島数子『標的の未知に狙われて』の7冊が選ばれて、選考会の対象とされた。

7冊の詩集は、それぞれの個性に富み、魅力を持っていたが、2時間半に及ぶ討議の結果、最終的に三角みづ紀『オウバアキル』に本年度の中原中也賞を贈ることに決定した。

『オウバアキル』は、一見したところでは日録風に身上雑事を日常的な言語で表現しているようにみえるが、じつは日々の生活にひそむ不安、現代における若者の心的状況を、鋭くふかく凝視した上で、逆にそうした心情をかろやかに平静にうたいきったことに、作者の豊かな才能を評価したのである。

著者 詩集タイトル 出版社
 
田原 そうして岸が誕生した 思潮社
斎藤恵子 樹間 思潮社
三角みづ紀 オウバアキル 思潮社
池田瑞輝 もっともっと高い木 ミッドナイト・プレス
森川雅美 くるぶしのふかい湖 思潮社
小笠原鳥類 素晴らしい海岸生物の観察 思潮社
小島数子 標的の未知に狙われて 私家版

選考委員(五十音順)

氏名 肩書き
 
荒川洋治 詩人
井坂洋子 詩人
北川透 詩人・梅光学院大学副学長
佐々木幹郎 詩人
佐藤泰正 梅光学院大学生涯学習センター所長
中村稔 詩人・弁護士

応募状況(一般応募作品287点)

全国40都道府県より、17歳から84歳までの282人から、287点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の48点で、山口県内からは3点(うち山口市内1点)の応募がありました。 

 
年代別 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 不詳
人数 2人 55人 57人 47人 71人 31人 16人 2人 1人

 

 

関連リンク

中原中也賞を実施しています

中原中也についての関連リンク

中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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