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第2回中原中也賞が長谷部奈美江さんの『もしくは、リンドバーグの畑』に決定しました

印刷用ページを表示する掲載日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第2回中原中也賞には、平成7年12月1日から平成8年11月30日までに刊行された現代詩の詩集319点(うち推薦作品14点)が寄せられ、その中から最終選考作品として6作品を選び、2月22日、山口市内のホテル松田屋で選考会を開催、最終審議を行いました。審議の結果、第2回中原中也賞は、長谷部奈美江さんの『もしくは、リンドバーグの畑』(思潮社、平成7年12月1日刊)に決まりました。

受賞作品

『もしくは、リンドバーグの畑』(思潮社)

受賞者

長谷部奈美江(はせべなみえ)

略歴

1959年生、37歳<受賞時>。
1983年、詩作を始める。「たかく、唇をひらきかげんに」1990年。1985年度ユリイカの新人。1988年度第26回現代詩手帖賞受賞。1989年度山口県詩人懇話会新人賞受賞。
自分の中に表現したいことがあり、現在の夫にすすめられて投稿を始めた。

受賞のコメント

 大変うれしいです。これからどういうふうに書いていくのか不安であり、おっかない気もします。
自分のやっていることは、現代詩の中で違う位置にあると思います。自分が開放していく世界が正しいのかどうか、わからない不安の中で、励ましてもらったような気持ちです。信号の青の「進め」ではなくても、ほかの何色でも、何かランプをつけて欲しい気持ちがありました。

中原中也については言葉の感性の特異さと、透きとおった感覚を日本語の中から探ってきていることに対してすごいなと思います。日本という文化の中でキリスト教に近い異質さをもち、エトランゼ(異邦人)にならざるを得なかった人だと思います。

講評

最終候補に残った6冊の詩集は、いずれもきわめて水準の高い詩集でした。完成度の高い、成熟した詩人の力量を窺うことができましたが、新鮮さにかける憾みがありました。

貞久秀紀「リアル日和」、中村和恵「トカゲのラザロ」も魅力のある詩集でしたが、「リアル日和」は強烈な個性が乏しいように思われ、「トカゲのラザロは」知的にすぎて言葉に質感がともなっていないように思われました。

そこで、「もしくは、リンドバーグの畑」と「静止球体」の二詩集のどれに中原中也賞を差し上げるべきかについて討議いたしました。両詩集のどれも中也賞にふさわしい詩集であるということが選考委員の大方の意見でした。

しかし、是非一冊にしぼりたいという方針の下に、さらに討議を重ね「もしくは、リンドバーグの畑」の目眩を覚えるようなイメージの意外な展開、読後のたのしさを評価して、「もしくは、リンドバーグの畑」に中原中也賞を差し上げることにしたわけです。

最終選考作品

著者詩集タイトル出版社
 
鳥越ゆり子音素砂丘~サラスエル黙示録より湯川書房
貞久秀紀リアル日和思潮社
清岳こう浮気町・車輛進入禁止詩学社
長谷部奈美江もしくは、リンドバーグの畑思潮社
榎本恭子静止球体七月堂
中村和恵トカゲのラザロ紫陽社

選考委員(五十音順)

氏名肩書き
 
荒川洋治詩人、早稲田大学文学部講師
北川透詩人、梅光女学院大学教授
佐々木幹郎詩人
佐藤泰正梅光女学院大学学長
中村稔詩人、弁護士
吉田熈生城西国際大学副学長

応募状況(一般応募作品305点)

全国45都道府県より、15歳から78歳までの297人から305点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の60人で、山口県内からは4人(うち山口市内1人)の応募がありました。

応募状況
年代別10代20代30代40代50代60代70代不詳
人数7人61人63人64人45人44人12人9人

 

 

関連リンク

中原中也賞を実施しています

中原中也についての関連リンク

中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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