平成31年3月15日(金曜日)、新たに整備された長谷ポンプ場の完成披露式を行いました。
この長谷ポンプ場は、JR新山口駅北側の市街地のうち、合流式下水道区域約100haの下水を集め、小郡浄化センターへ送水するとともに、大雨の際には大量に流入する雨水を、隣接する長通り雨水幹線へ排水することにより、市街地を浸水被害から守る役割を担う重要な施設です。
これまで稼働してきた旧長谷ポンプ場は、供用開始から約50年以上が経過したことから施設全体の老朽化が著しく、平成23年度に全面的に再構築することを決定し、JR新山口駅南西に位置する小郡浄化センターの隣接地において工事に着手しました。このうち、ポンプ設備については昨年工事が完了し、運転を開始しています。このたび、残っていた工事についても完了したことから、披露式を行いました。完成には約7年の歳月と総事業費約54億円を要しています。
式典で市長は、「この長谷ポンプ場は、小郡合流式下水道における汚水処理の中核を担うだけでなく、大雨時の雨水貯留機能を強化したことで市街地の浸水被害を軽減でき、安全で快適な都市環境の創出に大いに寄与するなど、小郡都市核の発展を支える基盤となるものと考えている。こうした都市インフラの整備を通じ、魅力的な都市空間の創出に努めてまいりたい」と述べました。
式典後は完成を記念し、小郡地域の固有の花木である「オゴオリザクラ」が、式典出席者により場内に植樹されました。
完成した長谷ポンプ場(北面)
式典後に行われたオゴオリザクラの植樹
施設担当者の説明を受けながらエンジンを見学する出席者たち
下水道整備課 ☎083-933-6692