平成30年6月1日、8時45分に県中部で震度5強の内陸(地殻内)地震が起きたという想定で、防災図上訓練を実施しました。
「大原湖断層系(山口盆地北西縁断層)を震源とする震度5強の地震が発生」という訓練用メールや放送が流れると、各部局から災害対策本部事務局として予め指名された職員約90人が山口総合支所の会議室に集まり、パソコンや電話、市内の地図などを設置して災害対策本部を設営。市民に扮した職員から次々に電話がかかり、情報班・整理班・対策班などが、地図やホワイトボードなどに被害状況を整理し、対応を検討していました。
市長をはじめ各部局長などが集まる本部員会議では、避難指示等を検討する最中にも、訓練用の緊急地震速報が放送されるなど、より実際に近い状況で訓練が行われていました。
この訓練は、災害対策本部に集まる各職員の業務を確認する目的で毎年この時期に実施しています。訓練後、市長は「少ない情報でも想像力を高め、早めの対応が必要。情報を待つのではなく取りに行く姿勢でいってほしい。訓練でできない事は本当に起きたときにできない。今日できなかったことを整理して確認してほしい」と講評しました。
災害対策本部の様子。各対策部長からの報告を基に、避難指示などの指示を出す市長
情報班の様子。市民に扮した職員からかかってくる電話を聞き取り情報を収集していた。
整理班(オレンジ色のビブス)と対策班(緑色のビブス)の様子。整理班は情報班が受けた情報を整理し、地図に状況を書き込んでいた。対策班は整理班がまとめた情報を基に、避難勧告等の対応が必要か否かを検討していた。
地図上に被害発生場所などを記載している整理班。どこで何が起きているか、被害の深刻さが一目で把握できるようになっていた。
訓練後の講評の様子。訓練に参加した全員に対し、警察、自衛隊から専門的見地からの意見を頂き、最後に市長の講評が行われた。
防災危機管理課Tel083-934-2723