市では今年度から山口市歴史文化基本構想の策定に着手しました。
他県での成功事例を参考に、今後の山口市の歴史文化を活かした地域づくりについて、みんなで一緒に考え、取り組むきっかけとして、歴史文化を活かしたまちづくりの先進地事例と、市の取り組みを紹介する講演会を、
去る平成29年10月22日(日曜)に山口県立山口図書館レクチャールームにおいて開催しました。
今後も機会をとらえて、情報発信をしていきますので、歴史文化基本構想の取り組みへのご理解と地域に存在する文化財の情報提供をお願いいたします。
1.基調講演
「地域の文化財活かし方・伝え方~鹿児島での活動を通じて~」
東川 隆太郎 氏(NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事)
2.事例報告
「歴史文化基本構想策定の意義とその後の取り組み」
米本 潔 氏(津和野町商工観光課企画員)
3.山口市の取り組み
「山口市歴史文化基本構想策定事業について」
山口市教育委員会
鹿児島県での、地域の文化財を掘り起こし活かすバスツアーや街歩きの実例を紹介するとともに、大河ドラマや世界遺産を活用する方法、ガイドの育成、文化財と観光・まちづくりを繋げる取り組みや地域の人々と文化財をつなげる活動など、詳しくお話をしていただきました。
島根県津和野町は平成23年度に歴史文化基本構想を策定していて、構想策定までの地道な取り組み、策定後の構想に基づいた文化財の保存活用の取り組み、そのほか津和野百景図を活かした日本遺産の取り組み、文化財を観光に活かすための手法など、詳しくお話をしていただきました。
本市でも、今年度から歴史文化基本構想の策定に着手しました。本課職員が策定の目的や手順、目指すべき姿などについて説明しました。
会場ロビーでは、関連する書籍を見ることのできるコーナー、地域の文化財を教えていただく情報提供コーナーとそれに併せて市内各地区の地図を貼り出し、自分の知っている文化財の場所を地図に示すコーナーを設けました。
情報提供いただいた皆さま、ありがとうございました。