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さてさて、幼い頃にも涙でねずみの絵をかいて、その上手さに和尚さんが驚いたというエピソードが有名ですが、やっぱり若い頃からその才能を発揮していたんですか? |
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うーん。若い頃の雪舟はおとなしいタッチの絵を描いていて、そんなに上手いというわけでもなかったようです。
ねずみの話も、偉人や芸術家によくある伝説みたいなものかもしれませんね。 |
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雪舟は山口にやって来た30歳〜40歳半ば頃から、次第にしっかりしたタッチの絵を描くようになります。その後、明(中国)に渡り、トップクラスの技術を習得した雪舟の作品は、当時明(中国)で流行っていた荒っぽいタッチが目立つようになる。
日本に戻り、さらに独自性を成熟させていったことで、筆の力強さがありながらも落ち着いたイメージをもつ、現在評価が高い表現方法が完成されたんですね。国宝になっている6作品のうち4点は、70歳を過ぎてからの作品なんです。 |
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はー。根っからの天才肌かと思いきや…。豊かな経験が雪舟の絵を高めていったんですね。
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力強くのびのびとした線、大胆な構図や繊細な色づかい。独自性に高い評価を受けている雪舟ですが、彼の絵の中には「画面に墨と筆でどう面白く表現するか」という遊び心のようなものを感じますね。
その抽象的にも思える部分があるからこそ、雪舟の思いを推し量る楽しみがあったり、一人一人さまざまな捉え方ができるのかもしれません。
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遊び心…。私、絵や雪舟庭のイメージからはとても真面目そうな人物像を想像していたんですが、案外ユニークな人物かもしれないですね。ダジャレとか言っていたかもしれない!
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彼の人となりについての資料は数少ないので分かりませんが…「上手」「すごい」と一概にくくらずに、どうしてこんな描き方をしたのか、そこにどんな思いがあるのかを考えると、また違った楽しみがありますね。
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